産経新聞奨学生

産経新聞奨学生パワハラ事件(2012.2~2014.7)

この事件は2012年2月6日に調布の産経新聞奨学生が失踪したことで発覚した。

2011年8月頃から所長らのパワーハラスメント・退職強要などの嫌がらせによって、うつ状態に陥りさらに集金の率を上げることを迫られ購読料の立て替えをした。挙げ句に学生ローンに頼り「うつ」は悪化、最終的に学生生活が破綻した。最低賃金以下で働かされていたり、事前に説明された待遇と異なること等も判明した。本人は実家で自宅療養中なので、都内在住のが代理になるという変則的な形で7月9日に初めての団体交渉を行った。

団体交渉で所長は、最低賃金に満たなかったことや立て替え払いが一部あったことを事実上認めたものの、支払うと答えたのは請求額の1割程度にとどまった。パワハラなどについては全面否定した。

新聞労連では、同様の被害が起きないよう前年夏から産経新聞奨学会の新入生向けの説明会でのビラまきを行ったほか、4月にはMIC争議支援総行動で団交に応じるよう産経本社前で訴え、要請文を渡そうとしたが、受け取りを拒否された。

これに先立つ7月6日には労連本部と東京地連とユニオンの共催で「負けるな新聞奨学生!発行本社の責任逃れ許さない」と題するシンポジウムを全水道会館で開催した。シンポジウムは約50人が参加して、現場の実情が生々しく報告され、改善の方向性について活発に議論された。今回のシンポに参加した奨学生経験者1人は合同ユニオンに新規加入した。

また新聞労連は、元産経新聞奨学生の争議解決策の一環として、3月の都労委への救済申し立て報告の記者会見に合わせて、新聞業界と産経新聞社に向けて「新聞奨学生制度に対する提言と要求」を発表している。

2014年7月11日(金)に、和解により産経新聞奨学生パワハラ事件は終結した。

 

パワーハラスメント

「産経新聞奨学生パワハラ事件」救済申請に際して新聞奨学生制度に対する提言と要求(外部サイト)

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